untitled42006-08-08

18時半から19時までの30分くらい、あたしは代々木から空に見とれていた。空全体が紫色で、荻窪にきたあときには西の空が赤色に、吉祥寺で地上に降りたらなんにも見えなくて、ビルなんてなくなっちまえ!と思った。あの空見るたびに小学生の夕暮れを思い出す。世界がピンク色に染まってきれいだったあの時間を必ず思い出す。このピンク色がもっと濃くなってしまったら家に帰られなくなるんじゃないかと思って、慌ててともだちと別れたあの日のことを鮮明に思い出す。